2016年5月12日木曜日

自転車にのって ーベトナム9日目-



無事朝ごはんにありつけました。なんとバイキング。けっこうしっかりしてました。ベトナム料理もあり、西洋料理もあり。バンとマーガリン、ジャムなんかも置いてある上になんといってもコーヒーのそばにコンデンスミルクがたっぷり置いてあるんですよね。ベトナムコーヒー。ぜいたくなモーニングです。現地の人に「モーニング」って何回言いそうになるか。breakfastて単語にもやっと慣れてきました(英語苦手)。
屋上で一人でbreakfastをとってるとですね、ホステルのスタッフが喋りかけてくれまして。バックパッカー向けの安宿ってのは基本的にスタッフが超フレンドリーなんですけど、このスタッフはそれにしてもよくしゃべってくれます。20歳の女の子なんですが。
「今日はどうするん?」
「今晩の汽車でホーチミン行くで」
「ニャチャンには何日いたん?」
「昨日の朝着いたとこ」
「は?一泊だけ?なんでやねんもっと泊まっていきーな!切符とか次の宿は取ってもーたん?」
「いんや。…でもあんま時間ないしなあ」
「えーいやもったいないって!」
という具合にけっこう引きとめられます。もちろん宿のスタッフなんで泊まってほしい立場として言うてるんやろな、と思ったのでさっさとホーチミン行こ、と思ってたんですが、しばらーく話を聞いているとどうやらこの宿、自転車を無料で貸してくれるらしい。 マ ジ か と。チャリ使えるなら話は別ですよ。行ってみたいけど遠い、て場所でも行けますからね。そういうことならもう一泊してニャチャンをしっかり観光してやろうじゃないの。延泊決定です。

ベトナムのあのバイクの大群に混ざって、まずは駅に向かいます。明日にずらしたチケットを先に取っておくわけです。これで明日も夜まで街中でゆっくりして、時間までに駅に行きさえすればよくなるわけですね。計画的。っしかしベトナムのトラフィックがどうこう以前にまず慣れない右側通行が難しい。そして日本人にあまり馴染みのないロータリーがとっても多いです。まあ危ないながらも駅には着き、チケットを難なくゲット。北を目指します。
川を渡って
ボーナガル塔だそうです
けっこう歴史の長い遺跡にして現在も信仰の対象となっている祠堂らしいのですが、調べてもどういう遺跡かわからなかった割にはきっちり入場料を取られるので前までにさせていただきました…。暑いのでね。これはあくまで寄り道なので、メインに行きます。
ホンチョン岬です
意外と観光地化されてて入場料を取られました。22000ドンなのでまあ払いますけれども。。。入場するとまずは
プリミティブなスリーピースバンドが出迎えてくれます
くぼませた手と手を強く合わせて出す空気の圧で竹の筒を鳴らす楽器(伝わりますかね)を使ってWe wish a Merry Christmasを演奏したりしてたんですが、いくらなんでも季節感がなさすぎると思うんですよね。一絃琴みたいな楽器が妙にうまいおばちゃんが面白かった。
これがここのメイン
落ちそうで落ちない岩。…まあすごいけど、こういう観光地はいっぱいあるような…。入場料取られてるって考えるとまあまあですかね。中国の方が非常に多かったです。影にベンチが設置されてて、またしばらく海を眺めたりしてました。こちらは気分最高でした。
向こうがニャチャン市街
こう見るとやっぱ歩きでは無理でしたね。帰りは海沿いを帰りましたが、海沿いだけは極端に観光地化されてるなという印象です。物価も高いし。


こっからですよ。今日は。
昨日の晩御飯覚えてます?よくわからんけど美味い麺とビールで85000ドン。あれを今朝ですね、例の話しかけてきた女の子に見せたわけですよ。昨日何食ったかと聞かれたので。これで85000ドンと言うと「たっか!たっっっか!」と何やら憤り出しまして。今夜もっと安くて美味いとこ連れてったるわい、となったわけですよ。外国人にどこかに連れてってもらうというのも怖いので迷いましたが、ホテルのスタッフなわけですし怪しそうにも見えないので連れてってもらうことにしました。
で、これは今夜行ってみてからわかったんですが、バイクで積んでったるって話だったんですね。昨日に引き続きバイクの後ろに乗って夜のベトナムを疾走することと相成りました。あとこれも聞いてなかったんですが、その女の子の親友二人も一緒に行くとかなんとか。不安すぎる。
もう言ってても仕方がないのでバイクに乗っけてもらい、まずその親友のところへ。出てきた二人がもうどうみても”女子大生の友達”って感じがするのが異国人の自分にも見て取れるほどの、ちゃんとしてそうな、おとなしそうな女子大生の友達。実際に普段はホーチミンで大学生をやってるそうです。今は帰省中で、こうしてホステルで働いたりしてお金を貯めているとのこと。どうやら安心してよさそうな方々です。
こんな写真しかなくてすみません
バンカンというそうです。右奥のまるいやつですね。市街地最南端近くの、もういかにもベトナムの街外れ!みたいなところに連れて行かれたので再び不安がよぎりましたが大丈夫、安くてめっちゃ旨いです。衛生環境はある程度はお察しですが。。。タピオカ粉を使った粉もんですね。中には卵とかちいさなイカとかが入ってて、ネギ入りとうがらしダレにつけて食べます。これをけっこう散々食って一人13000ドンでした。確かにこれは安い、、。ちゃんと多めに出そうとしましたよ?でも頑なに拒まれました。ここはウチらの地元やから!とのこと。たぶん。写真右下には紙とペンで一生懸命コミュニケーションをとった跡が写りこんでおりますね。 で店をハシゴしまして、
いよいよ完全なベトナムの露店やで
ここでいただいたのは生春巻き。自分で巻くやつですがこれまた美味いんですねえ。。。野菜に豚肉や揚げたライスペーパーとかを巻いて、チリ系でピーナッツも入った旨みたっぷりな漬けダレに漬けて食べます。あざす。1人あたり15000ドン。あざす。
このあとも彼女たちは、ニャチャンはこんなにええとこなんやで!と言わんばかりにオシャレな喫茶店とか、ナイトマーケット、夜のビーチに次々と連れてってくれました。原動力は地元愛だったんですね。親友たちは最初僕がメシについてくることを聞いてなかったようでしたが、終始おとなしいながらも楽しく接してくれて本当にいい人たちでした。大和撫子今何処。

余談ですが喫茶店では「MATCHA」はもちろん「HOUJICHA」「YUZU」の類のメニューなんかも提供されててびっくり。YUZU、高知から来てたりして。。。ビーチでは一人の子がいきものがかりのブルーバードを歌ってみせてくれてびっくりしました。ベトナムでいきものがかりが有名なわけではなく、タイアップのアニメ・NARUTOがすごく有名なようです。宿に帰ると別のスタッフにもNARUTOの話をされました。残念ながら俺は全く見てないねんな。。。あとガオレンジャーとハリケンジャーのテーマも口ずさんでました。戦隊モノも全く見てないねんな。。。アニメはわかりますが、そんな15年前とかの戦隊モノがベトナムで知られてるとは思いもよらなかった。。。


で、遅くまでビーチで喋ってたりしたので時間がなくて更新が遅れたってわけです。すみません。たまたま親切にしてくれる人にめぐりあえただけってのはわかってても、こんなことしてもらうとその街が好きになるもんですね。中継地点として繋ぎで寄っただけのつもりでしたが、めちゃくちゃ好きになりました、ニャチャン。必ずまた来たい、と思わされますね。

明日の今頃こそは僕は汽車の中なので、明日こそは更新がないはずです。


4 件のコメント:

  1. 高橋 佑典2016年5月14日 1:45

    逆ナン!?

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    1. 突然の本名、申し訳ないけど面白い

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  2. ベトナム風の逆ナンか
    旅の恥はなんとやらと言うので、エロい話待ってます。

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    1. エロい展開は全くありそうにないですね。。。あってもわざわざ書かないですけど笑

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